看護助手の仕事内容は?
2017.05.23

車いす病気や怪我を抱える人をサポートする、いわゆる介護の仕事を、病院や診療所で行うのが看護助手です。介護の専門家には、一般に介護士と呼ばれる職業がありますが、働く場が病院か介護施設かという違いだけで、看護助手の仕事の多くは介護士と重なります。病院内で介助の手を必要としている、主に入院の患者さんのため、食事や入浴、排泄や移動の補助を日々の業務とするのが看護助手です。
病院にて、患者さんに対応する職には他に看護師があり、元々医院では看護師が患者の身の回りのサポートにつくことも珍しくはありません。しかしそれはただでさえ仕事量の多い看護師に、スペックを超える労働を強いるもので、次第にそれが看護師の過重労働を引き起こす要因と考えられるようになりました。そうした経緯で、今大きな病院は深刻な医療従事者不足の緩和のために、看護助手の導入を進めています。看護助手の求人が、都市部を中心に拡大を続けている理由です。
看護師の助手に位置する看護助手は、看護師や准看護師には必須となる、国家資格の取得をせずにして、誰でも就職可能な仕事です。看護の資格を持たぬゆえに、患者に対して医療行為を施すことはできないという特徴が、業務を看護師よりも介護士寄りのものにしていますが、介護士とは異なり院内勤務の看護助手の仕事に、被介護者の家事の代行は含まれません。その代わりに院内の整備やリネンの交換、医療器具の除菌作業にカルテの運搬など、病院の様々な仕事は看護助手の業務の範囲内にあります。
手術室など特殊な部署の担当になれば、業務の専門性も高まるでしょう。手術に使用する機材を用意し、滅菌し管理したり、看護師の指示に従って手術中にその補助を務めたりと、介護からかけ離れた仕事にあたる看護助手もいます。
就職を希望する上では、看護助手求人の募集要項に書かれている内容は当然のこと、記述されていないことも、仕事として任せられる可能性はあると考えておくのが賢明です。特定の業務をこなしたいという思いよりも、助手として求められている現場で力を尽くしたいというシンプルな熱意が、看護助手の毎日を支えます。
介護や看護の経験がないからといって、職務に問題が生じるわけではないことは、既に第一線で働いている先輩たちが、その身をもって証明してくれています。仕事でわからないことがあった時に、問いを投げかけられる、頼りになる看護師や先輩の姿が看護助手の職場にはあるのですから、積極的に頼っていくのが良いです。
病院で看護助手の経験を積めば、得た知識を足掛かりに看護師や准看護師を目指したり、介護士に転職したりという風に、更なる目標に向かっての挑戦もしやすくなるでしょう。

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